株式市場

一部、二部、新興市場の違いは?

一部、二部、新興市場の違いは?

厳しい審査をクリアした企業のみ一部市場に上場できる

一部市場は二部市場より基準が厳格

東京証券取引所、、名古屋証券取引所には、それぞれ一部市場と二部市場があります。

一部市場は、二部市場に比べて発行株式数や株主数などの上場基準が厳しいため、「まずは二部市場、いずれは一部市場に」というのが、かつてのイメージでした。
最近では、条件さえ満たせば、最初から一部市場の上場することもできます。

創業間もない企業のための新興市場

創業したばかりの企業にも、マーケットを通じた資金調達のチャンスが与えられています。
それが「新興市場」です。
なかでも兄貴分にあたる「ジャスダック」は、かつての「株式店頭市場」が前身であり、創業当時のソニーやホンダも籍を置いていた歴史のある市場です。
以前は店頭公開を経て、二部市場に上場するのが常識でした。

株式店頭市場がジャスダックの生まれ変わるきっかけを作ったのは、90年代後半のITバブルです。
当時のアメリカでは、マイクロソフトやインテルなどのIT関連企業が上場する「ナスダック」(NASDAQ)が注目を集めていました。

日本版ナスダックは04年にジャスダック証券取引所として設立されました。
しかし、東証の「マザーズ」、名証の「セントレックス」など相次いで新興市場が増え、再編機運が高まってきました。

その結果、10年にジャスダック証券取引所は大阪証券取引所に吸収されました。
さらに13年7月、大証の現物市場が東証に統合されたため、ジャスダックも東証傘下に入ることになりました。

複数の新興市場の誕生で空洞化を恐れた株式店頭市場は、2004年に証券取引所の免許を取得し、「ジャスダック証券取引所」となりました。

新興市場への上場は、実績よりも成長性が重視されます。
ですから赤字であっても上場はできます。
上場前の審査期間が短いこともポイントです。

投資家にとっての新興市場は、成長の夢に投資する場といえるでしょう。
東京オリンピックの頃にソニーやホンダの株を買っておけば、資金は数百倍に増えていたはずです。
ただし、発行株式数が少ない新興市場の株は、乱高下しやすく、あっというまに株価が数倍になることもあれば、10分の1になる可能性もあるため、要注意です。

未公開株を売買するグリーンシート市場

株式公開前の企業を「未公開企業」といいます。
未公開企業が資金を集めるには、銀行からの融資を除けば、親戚や友人に頭を下げるしか道はありません。
彼らにも、広く資金を集めるチャンスを提供しようと作られたのが「グリーンシート市場」です。

その対象銘柄(グリーンシート銘柄)となるには、一定の条件を満たし、日本証券業協会に届けなければなりません。
協会が気配値(売買に応じる値段)と売買高(売買する株数)を公表し、その情報をもとに証券会社を通じて売買を行います。
そのためグリーンシート市場は、「気配値公表銘柄制度」ともいわれます。

株式公開をきっかけに株価が大きく上昇する可能性を持つグリーンシート銘柄ですが、対象銘柄が少ないうえ玉石混淆とあって、ハイリスクハイリターンな投資先となっているのが現状です。

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プロフィール

プロフィールIMAGE 麦 恵成

  • ○ 名前:麦 恵成(バク ケイセイ)
  • ○ 生年月日:1970年11月8日
  • ○ 出身地:兵庫県神戸市
  • ○ 職業:トレーダー兼ファイナンシャルプランナー。元先物取引会社勤務。現(株)エンスージアズム代表取締役。
  • ○ 自己紹介:トレーダー歴15年以上。主戦場:為替(ドル円)。たまにダウ先物・225先物・原油先物。現物株は高配当銘柄の超長期投資。
  • ○ FXサイト:FXトレーダーズマインド
  • ○ ツイッター:https://twitter.com/BakuKeisei
  • ○ その他:YouTube で好きなクラシック音楽を集めた「Classical Music Channel 」をやってます。

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