ETFとは、株と同じようにいつでも売買できる「取引所に上場された投資信託」のことです。
そう言われても、株初心者の方にはわかりづらいかもしれませんよね。
そもそも投資信託とは、プロに運用を任せた「株式などがパックになった金融商品」なわけですが、そのパックになった金融商品自体が上場されているわけです。
取引所に上場されているので、株と同じように「時価」が付けられていて、その価格でいつでも売買ができます。
「それだったら株でいいじゃないか?」
と感じる方も多いと思いますが、僕が株の短期トレードをしていた頃は、けっこうETFを売買してたんです。
個別銘柄を基本にしつつも、「おおまかなジャンル」で攻めたいときに使えますし、特に日経平均に連動した「日経レバレッジ・インデックス」はよく手がけてました。
あと、個別銘柄を複数保有しているときに、相場全体が下げ基調に入りそうだとしたら、日経平均と逆の動きをする「日経ダブルインバース」というETFを「ヘッジ(保険)」として買っおいたりしてましたね。
REIT(リート)は、「ETFの不動産バージョン」で、「国内や海外の不動産に投資する投資信託」のことです。
1万円程度から手軽に不動産投資が始められるうえ、家賃収益を配当として受取ることもできます。
マーケットに連動する指数連動型の投資信託
先に僕が話したETFの使い方は、どちらかというと短期トレードをする際の便利な利用方法ですが、ETFは長期投資目的としても使い勝手の良い金融商品です。
特に最近は、インデックス系(指数連動型)の投資信託が人気となっています。
株式市場に上場している投資信託
「ETF」とは、Exchange Traded Fund の略称で、日本語では「上場投資信託」と訳されます。
その名の通り「株式市場に上場している投資信託」のことで、株式と同じように時価で売買されています。
現在、東京証券取引所には191の国内ETFと、36の外国ETFのトータル228本(2019年時点)が上場されています。
最も人気の高い「日経レバレッジ・インデックス」に代表される「日経平均株価連動型」や、「TOPIX連動型」に加えて、金価格や原油価格といったコモディティ(商品)に連動するETFもあります。
また、中国や韓国、ブラジル、ロシアなどの海外の株価指数に連動するタイプも上場されており、ETFを利用すれば世界中の株式市場に分散投資することが出来るようになっています。
低コストで市場全体に投資できる
株価指数に連動するように運用してい投資信託を「インデックス・ファンド」といい、オープン型投資信託の中でも非常に人気があります。
その魅力は、ファンドマネージャーの能力に頼らず、市場全体に投資できるところです。
当たり外れがないうえに、運用コストも低く、長期的に見ると比較的高い運用成績が株初心者にも得られやすいと言われています。
ETFの運用コストは、インデックス・ファンドよりも、さらに低くなっています。
1日1値の基準価格でしか売買できないインデックス・ファンドと違い、リアルタイムの価格で売買できるのも上場投資信託の魅力です。
ETFの売買単位は、日経平均株価連動型だと1口単位です。
1口の価格は日経平均株価とほぼ同額なので、日経平均株価が2万円であれば、2万円程度が最低投資金額になります。
REIT(リート=不動産投資信託)なら不動産収入が得られる
REIT(リート)は、投資家から集めた資金を不動産で運用する、言ってみれば共同馬主のようなものです。
個人では行うことが難しい不動産投資ですが、REITを利用すれば簡単に不動産オーナー気分が味わえます。
共同オーナーで、かつ数多くの不動産に分散投資することからリスクを低減することができますし、配当金を受取ることもできます。
保有ビルの賃貸収入を投資家に分配する
「REIT(リート)」とは、Real Estate Investment Trust の略で、日本語では「不動産投資信託」と訳されます。
“夢の職業” といわれるビルやマンションなどの収益物件のオーナーですが、不動産投資を始めるには少なくとも数百万円から数千万円の資金が必要です。
ところが、REITなら数十万円から不動産投資が可能となります。
また、REITで運用する投資信託を利用すれば1万円程度で不動産投資がスタートできます。
数十件の不動産に分散投資を行う
1990年代のアメリカで誕生したREITですが、日本での解禁は2000年で、現在では30数種類が運用されています。
オフィスビルで運用するもの、ショッピングセンターで運用するものなど、運用対象はさまざまです。
いずれも証券取引所に上場されていて、株式と同じように時価で売買されています。
REITの特徴は、会社型投資信託というスタイルをとっている点です。
上場している不動産投資法人は、REIT運用のために設立され、賃貸経営だけを行います。
賃貸収入のほとんどを配当に回すことを条件に課税を免れているところが、不動産業者との大きな違いです。
投資家から見ると、賃貸収入のほとんどを配当金として受け取ることができる嬉しい仕組みとなっています。
投資物件が十数から数十件に分散されているのもREITの特徴で、エリアを分散することで、地震など災害のリスクを抑えることができます。
オフィスビルや住宅など異なる種類の物件を組み合わせることで、景気変動による影響も小さくすることが可能です。
また、投資家から集めた資金に借入金を加えて不動産を購入しているのもREITの特徴です。
しかし、資金効率が高くなる反面、金利上昇で利息負担が大きくなるリスクもあります。
REITに時価は、保有している不動産の評価額から算出されます。
不動産価格が上昇すれば、REITの価格も上昇する仕組みとなっています。
投資家の需要が高まることで、地価の上昇を上回る勢いで市場での価格が上がっていくこともあります。
ただし、地価の先高感からREIT価格が上昇してしまうと、配当利回りが下がってしまうのが難点です。
海外不動産への投資も簡単
REITで運用する投資信託「REITファンド」を利用すれば、海外の不動産への投資も容易に行えます。
REITの先進国アメリカでは、倉庫や監獄に投資するファンドなど、多彩なREITが存在します。
ユーロ圏でのREIT解禁が続いていることも、近年のREIT人気の理由と言えます。
日本株とはまた違った値動きをするのもREITの大きな魅力のひとつですが、海外のREITの場合は、常に為替の影響を受けるので注意が必要となります。
✅ ETFとREITは、以下のネット証券で買うことができます。
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