株初心者の方には、「くりっく株365」の仕組みって、ちょっと難しく感じられるかもしれませんよね?
株とFXの経験が15年以上の僕でも、理解できるまでにある程度調べる必要がありましたから。
そこで、ファイナンシャルプランナーでもある僕が、「くりっく株365」の特徴・配当金・証拠金・取引時間などについて、分かりやすくお話ししていきたいと思います。
ちなみに、僕が「くりっく株365」について詳しく知ったのは、「ストックボイス」という株のインターネット番組でした。
僕は株やFXのトレードをする際に、「ストックボイス」をつけながらトレードすることがあるんですが、ある時、東京金融取引所の方がゲストとして来ていて、「くりっく株365」についてお話しをされていたんです。
トレードしながらだったので、最初は何気なく聞いていたんですが、その会話の内容から「くりっく株365って面白そうだなぁ」と感じ、いろいろ調べ始めたのが「くりっく株365」について調べるキッカケとなりました。
「くりっく株365」の配当・証拠金・取引時間を見てみよう
さっそく、みんなが知りたい「くりっく株365」の配当・証拠金・取引時間について見ていきましょう。
くりっく株365の配当金
「ストックボイス」で東京金融取引所の人が「くりっく株365」について話されていた中で、僕が一番興味を引かれたのが「配当金」に関する部分でした。
というのは、僕はFXで短期トレード、株の方は長期投資というふうに使い分けをしてるんですが、株を長期で持つ理由の一つが「配当金」だからです。
現物株の配当金額は、当然その株の保有数によって決まるので、資金量が豊富でない僕のような個人投資家にとっては、株の配当金なんて「小遣い稼ぎ」ぐらいにしかなりません。
その点、「くりっく株365」の場合は、数倍から数十倍のレバレッジを掛けられるので、受け取れる配当金の額もレバレッジを掛けた分だけ何倍にもなります。
で、実際にどれぐらいの金額を配当金として受け取れるのかというと、「証拠金基準額」という東京金融取引所が週ごとに決める基準額によって変わるんですが、
上(↑)の表は、東京金融取引所が公表している、2016年1年間の「日経225証拠金取引」の実際の配当金額です。
一番右の一番上に「1枚取引価格(清算価格×100)」とあります。これは、最低取引単位の「1枚」を購入したケースです。
「1枚=価格×100」なので、仮に日経平均株価が2万円だとしたら、その100倍の200万円分を買った場合の配当金額
ということです。
その日経225を1枚、2016年1月に買っていたとしたら、1年間で31,745円の配当金を受取れたという計算になります。
「1枚=200万円」と聞くと大金のように感じますけど、「くりっく株365」はレバレッジを掛けることが出来るので、実際に必要な投資金額は数万円から数10万円ということになります。
ただし、注意して欲しいのは、「資金を効率良く回したいから」と安易にレバレッジを掛け過ぎると相場が思惑通りにいかなかった際に「強制ロスカット」されるケースがあります。
なので、ファイナンシャルプランナーの立場としては、「日経225証拠金取引」で「1枚(価格×100)」の取引をするのであれば、少なくとも数10万円は証拠金として入れておくのが「強制ロスカット」を避けるためにも良いと思います。
くりっく株365の証拠金
では、次はその証拠金について見ていきましょう。
証拠金とは、「くりっく株365」の取引をするにあたって東京金融取引所に預け入ておくお金
のことです。
「くりっく株365」を運営してるのが東京金融取引所なので金融取に担保として投資資金を差し入れるわけです。
入金する際には、投資家が直接東京金融取引所に預け入れるのではなく、仲介する証券会社を通して行います。
じゃあ、実際にいくらぐらいの証拠金がいるのかというと、
上(↑)の表にあるように、
2019年3月第2週の場合だと
- 日経225証拠金取引:75,570円
- DAX®証拠金取引:32,560円
- FTSE100証拠金取引:26,000円
- NYダウ証拠金取引:85,510円
以上が「くりっく株365」に必要な証拠金の額です。
一番安く始められるのはイギリスの株価指数である「FTSE100証拠金取引」の26,000円。ニューヨークダウは最も高くて85,510円。日経225だと75,570円となっています。
でも、先ほどもお話ししたように、これはかなりレバレッジを掛けた状態なので、繰り返しになりますが、個人的には数10万円ぐらいは証拠金として入れておいた方が「強制ロスカット」の不安がなく、安心してポジションを保有することが出来ると思います。
僕は投資で最も危険なのは、投資した金額の増減に心が乱されることだと思っているので、そのポジションを保有していることに不安を感じるようであれば「ポジションサイズを下げる」のが最適な行動だと思います。
くりっく株365の取引時間
取引時間が現物株に比べてはるかに長いことも「くりっく株365」の魅力です。
ご存知のように、現物株の場合、東京証券取引所だと、前場が9時から11時半、後場が12時半から15時と、1日でたったの5時間しかありません。
それに比べて、「くりっく株365」なら朝の8時半から翌朝の6時まで「ほぼ24時間」取引ができます。
特に会社勤めをされてる方には、仕事から帰ったあとにリアルタイムのチャートを見ながらトレードができますし、短期トレード派ではない方も、なにか突発的なニュースがあれば、すぐに対応できるというのも、ひとつの安心材料だと言えます。
まとめ
「くりっく株365」の説明には、その特性上、どうしても「証拠金取引」だとか「レバレッジ」だとか、金融用語が付いて回るので、これから株式投資を始めようと考えている初心者には理解しづらいものだと思います。
そこで、このページでは「くりっく株365」の中でも、多くの方が関心を持っている「配当」「証拠金」「取引時間」の3点に絞ってお話ししてきました。
最後に要点をまとめると、
- 配当金:日経225を1枚、2016年1月に買っていたら、1年間で受け取れた配当金は31,745円
- 証拠金:日経225を1枚(最低取引単位)に75,000円程度が必要(ただし、安全のために数10万円程度入れることをお勧めします)
- 取引時間:朝8時半から翌朝6時まで「ほぼ24時間」
以上、「くりっく株365」の要点についてでした。
これから「くりっく株365」で投資を始めようとお考えの方の参考になれば嬉しく思います。
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