株価が動く仕組み

企業業績が株価を決める

企業業績が株価を決める

決算報告書で企業の利益がチェックできる

業績は株価に反映される

「株価は利益の変数」といわれます。
利益を着実に伸ばしていく企業なら、株価の上昇も期待できるからです。
どうせ資金を提供するのなら、効果的に稼いでくれる企業を選びたいものです。
利益に注目した銘柄選択は、「投資の王道」といえます。

上場企業の業績は、決算という形で公表されます。
年に1度の「決算」(本決算)、半年ごとの「中間決算」、最近では3ヶ月ごとの「四半期決算」も行われます。

決算報告書には、その期の売上高や利益の金額がまとめられています。
過去の決算報告書は、企業のホームページで公表されています。

上方修正で株価は上昇する?

投資家にとって重要なのは、過去よりも未来です。
決算報告者を見るときには、過去の実績に加えて、将来に対する業績予想にも注目しましょう。

業績予想は「前期比○%増、○億円の利益を上げる」といった形で公表されます。
たとえ増益になっても、会社予想を下回る利益しか上げられなかったら、株価が下落する可能性が大です。
なぜなら投資家の期待を裏切ったことになるからです。

決算発表前に会社予想をアップさせる「上方修正」を行う会社もあります。
上方修正は、好業績の証と受け止められ、株価の上昇要因になります。

逆に、会社予想を引き下げる「下方修正」を行えば、株が売られるのはいうまでもありません。
上方修正、下方修正ともに、発表された翌日の日本経済新聞に掲載されます。

新製品・新技術が株価を押し上げる

業績アップに結びつくニュースに株価は反応する

新製品・新技術が株価を押し上げるd13

ガンの特効薬が発明されたら…

「歴史にif(もし)は不要」といいますが、株価市場はifによって動かされます。
もし、A製薬がガンの特効薬を発明したら、何が起こるでしょう。
ガン患者が喜ぶのはいうまでもありませんが、その薬がヒット商品なることで、A製薬の業績はアップし、株価も上昇するでしょう。
A製薬の株を買っていた投資家も大喜びです。

画期的な新商品の開発は、株価を押し上げる強力な材料になります。
しかし、発表と同時に株価がハネ上がってしまうのが通例です。
ニュースを聞いて買ったのでは、あまり儲けられません。

「ウワサで買って、ニュースで売れ」といいますが、賢い投資家なら「開発しているらしい」というウワサの段階で株を買っておきます。
企業からの発表がきっかけになるだけでなく、マスコミで取り上げられて株価が上昇した例も少なくありません。

投資とは企業の将来を買うこと

企業が攻めの姿勢に入ったことを具体的な形で示すのが「設備投資」です。
新しい工場を建てたり、機械設備をリニューアルするのは企業財務にゆとりがある証拠です。
設備投資とは、さらに利益を伸ばしていくための投資なのです。

トヨタ自動車が、販売台数世界一に輝いた理由のひとつは、景気低迷期にもコンスタントは設備投資を続けたことといわれています。

設備投資は、1年で見れば赤字要因です。
しかし、長期的に考えれば、プラスに働くはずです。
赤字・黒字といった表面的な数字を追うだけではなく、何にお金を使っているのかを考えることが大切です。

アノマリー・季節変動を見ておこう

風が吹けば桶屋が儲かる!?

アノマリー・季節変動を見ておこう

猛暑でビール会社の株価が上がる

「4年に一度のオリンピックイヤーには、電機メーカーの株が上がる」といわれています。
オリンピックを見るためにテレビを買い換える人が増えるのが理由です。
企業もオリンピックに合わせて新商品を発表したり、CMを増やしたりします。

「猛暑の年にはビール会社の株価が上昇する」というのもよく知られています。
「暑い→ビールが飲みたくなる→ビールの消費量が増える→ビール会社が儲かる→ビール会社の株価が上がる」というわけです。
ただし、猛暑を実感してから株を買ったのでは遅すぎます。
長期予報を睨みながら、早め早めに買い入れておく必要があります。

ほかにも、「阪神タイガースが強い年は阪急阪神ホールディングスの株価が上昇する」「妃殿下がご懐妊されると赤ちゃん関連の株価が上昇する」というのも知られています。

株価は5月に反転する!?

株価が毎年同じ月に同じ動きをすることがあります。
4月は株価が上昇します。
これは国内機関投資家の新規資金が動くのが原因といわれています。
5月は株価が天井または大底になります。これは決算発表が行われるのが原因といわれています。

11月は株価が下がります。
これは欧米のヘッジファンドが決算期を迎え、利益を確定するために株を売るのが原因といわれています。

このように、はっきりとした根拠はないのですが、一定の法則に基づいたように株価が動くことを「アノマリー」といい、これを利用した投資を「アノマリー投資」といいます。




神王リョウ「神リッチプロジェクト」

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