マーケットに連動する指数連動型の投資信託
株式市場に上場している投資信託
「ETF」とは、Exchange Traded Fund の略称で、日本語では「上場投資信託」と訳されます。
その名の通り「株式市場に上場している投資信託」のことで、株式と同じように時価で売買されています。
現在、東京証券取引所には70以上の国内ETFと20以上の外国ETFが上場されています。
最も人気の高い「日経レバレッジ・インデックス」に代表される「日経平均株価連動型」や、「TOPIX連動型」に加えて、金価格や原油価格といったコモディティ(商品)に連動するETFもあります。
また、中国や韓国、ブラジル、ロシアなどの海外の株価指数に連動するタイプも上場されており、ETFを利用すれば世界中の株式市場に分散投資することが出来るようになっています。
低コストで市場全体に投資できる
株価指数に連動するように運用していく投資信託を「インデックス・ファンド」といい、オープン型投資信託の中でも非常に人気があります。
その魅力は、ファンドマネージャーの能力に頼らず、市場全体に投資できるところです。
当たり外れがないうえに、運用コストも低く、長期的に見ると比較的高い運用成績が株初心者にも得られやすいと言われています。
ETFの運用コストは、インデックス・ファンドよりも、さらに低くなっています。
1日1値の基準価格でしか売買できないインデックス・ファンドと違い、リアルタイムの価格で売買できるのも上場投資信託の魅力です。
ETFの売買単位は、日経平均株価連動型だと10口単位です。
1口の価格は日経平均株価とほぼ同額なので、日経平均株価が1万8000円であれば、18万円程度が最低投資金額になります。
TOPIX連動型の場合は100口単位です。